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グローバル・リーダーシップ・フォーキャスト2018 記念イベント開催レポート


Off-Road Leadership Conference
未来志向のリーダーシップ戦略 道なき道を行く

MSCは、「グローバル・リーダーシップ・フォーキャスト2018」の結果レポートの公表を記念し、2018年10月2日(火)に東京・港区のコンラッド東京、翌3日(水)に大阪・北区のヒルトン大阪にて、「Off-Road Leadership Conference 未来志向のリーダーシップ戦略 道なき道を行く」と題したイベントを開催しました。

「グローバル・リーダーシップ・フォーキャスト」は、MSCの長年のパートナーである米国の大手人材コンサルティング会社、DDI社(ディベロップメント・ディメンションズ・インターナショナル・インク)が1999年からほぼ隔年で実施している企業のリーダーに関する世界規模の動向調査であり、日本ではMSCが主体となって実施しています。
回を重ねるごとに実施規模を拡大しており、8回目となる今回は、グローバルで2,400以上の組織から25,000名以上のリーダー、2,500名以上の人事担当者の皆さまにご参加いただき、過去最大規模の調査となりました。
本イベントは、その調査結果のポイントのいくつかをご紹介するとともに、デジタル化が加速するなか、これからのビジネスを成功に導く人材を育成する方策を皆さまと共に考える機会として企画したものです。

 

はじめに、MSC代表取締役社長の藤原 浩が、冒頭の挨拶の中で本調査について説明するとともに、IoTやAIの実用化により100年に一度ともいわれるデジタル革命が進行するなか、各企業が自己変革を待ったなしで行わなければならないこと、その成功を左右するのはリーダーであり、人材の育成が重要であることを訴えました。

これを受けて、本レポートの著者の一人であるDDI社のRichard S. Wellinsが登壇し、調査結果を踏まえて、リーダーシップ開発のあるべき姿を提示しました。Richardは、まず、世の中が急速に変化している一方で、多くの企業のリーダーシップ・スキルが依然として停滞していること、リーダーの準備度が確実に低下していることを明らかにしました。

特に日本は危機的状況にあり、リーダーの準備度は、グローバルでは、2011年が18%、2014年が15%、2017年が14%であるのに対し、日本は、順に9%、6%、4%です。
デジタル時代への対応も遅れており、日本のCEOの4割は、デジタル・トランスフォーメーションにより、自社がその地位を失うと捉えています。もっと心配なのは、4割のCEOは、デジタル・トランスフォーメーションが自社の事業にもたらす脅威を理解すらしていないことです。

こうした現状を踏まえ、本講演では、調査から得られた知見として以下の「6つのメガトレンド」を挙げ、その中から(1)、(5)、(6)について解説しました。

●6つのメガトレンド
 (1)デジタルにより、人材とその定義が再形成される
 (2)データの力は無限に広がる
 (3)組織文化は極めて重要な位置を占める
 (4)「本人任せの学習」は機能しない
 (5)ポテンシャル・プールの対象は広がる
 (6)人事(HR)は困難な前途をうまく進めるよう誘導する

講演のポイントは、以下のとおりです(番号は、上記(1)~(6)に対応)。

(1)デジタル時代において重要なリーダーシップ(デジタル化を活用したリーダーシップ、適応力、戦略実施の推進、緊密な協働、将来の人財の特定と育成、全方位型思考)のいずれも、日本のリーダーの準備度は低い。今後に向けては、コンピテンシー・モデルの見直しなどのほか、“doing digital”から“being digital”へ――単にデジタルを活用するのではなく、デジタルが生活の一部になっている状態に変わっていくことが特に重要。

(5)多くの企業がハイポテンシャル・リーダーの育成に投資しているものの、育成プログラムが十分に効果を上げていない。ハイポテンシャル・プールの対象を組織のあらゆる階層に広げることが重要。

(6)HRの役割を「受動・反応型」、「協働型」、「先見型」の3つに分類すると、「先見型」の比率は低く、特に経営や事業部門からは戦略的役割として見られていない。
(右図は東京会場の参加者へのアンケート結果:クリックで拡大

 

 

次に、架空の会社のケースを題材に、参加者同士のテーブルディスカッションを行い、「デジタル時代におけるリーダーシップ」、「リーダーシップ・ポテンシャル」、「HRの新たな役割」のいずれかのテーマについて、自社の取り組みや互いの考えを共有していただきました。
どのテーブルでも活発な意見交換とネットワーキングが行われ、有意義な時間となりました。

続いて、多摩大学大学院客員教授で、日本アイ・ビー・エム(株)グローバル・ビジネス・サービス事業部パートナーの鈴木 至氏に、「“知”のデジタル化が加速する今、人事こそが企業変革の原動力」というテーマでご講演いただきました。

IBM Watson事業立ち上げの第一人者である鈴木氏は、AIの活用について豊富な実例を挙げながら、AIをただ導入するのではなく、AIを用いて自社の戦略と成長につなげていくことが重要である点を強調し、AIなどのITを取り込んでビジネスをつくる人材が改革のカギになると結論付けました。

 

 

最後に、藤原から参加者の皆さまにお礼を述べるとともに、来年1月に、管理職の準備度を測るオンライン・アセスメントツールの提供を開始することを発表しました。
MSCでは、今後もデジタル時代のニーズに応えるべく、デジタルソリューションの開発に努めるとともに、皆さまのビジネスの成功を支えるリーダー人材の育成に向け、さまざまな課題解決の支援に取り組んでまいります。

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