【コラム】
人材のベンチマークの活用と解釈における5つのヒントアセスメントセンター方式
リモート・ヒューマン・アセスメント
オンライン環境下で、ヒューマン・アセスメント方式を
ベースにして、個人の能力を多面的・客観的に評価します。
働く環境が変化し、リーダーシップの発揮場面は対面だけでなく、
リモートワーク下で求められる場面が増えてきました。
また、集合形式での研修実施に移動制限(海外勤務者への対応など)が生じる
ケースも出てきました。このようなことから、MSCでは、対面式で行っていた
アセスメントセンター方式をオンラインで実施可能にしました。
解決できる課題
課題1
昇進・昇格が現場重視になっているため、資格と能力が一致していない
課題2
自社の人的資源がどれほどあるのかつかめない
課題3
過去や職場の実績のみに頼った登用になっている
課題4
人材の一元管理ができていないため、戦略的な人事・人材開発システムが組めない
課題5
昇進・昇格試験に際して客観的な指標がないため、不満が出やすい
課題6
職場における評価にばらつきがあり、評価の公平性が得られない
特長
リモート・ヒューマン・アセスメントと対面式ヒューマン・アセスメントの違い
- 対面式ヒューマン・アセスメントと同様のディメンション/コンピテンシー(能力要件)で観察・評定することが可能です。
- ただし、オンラインツールを通じた行動発揮の観察・評定となるため、対面式と比較して観察しにくい行動があります。参加者の日常行動がリモート中心の場合、より現実に即した行動観察・評定が可能といえます。
※リモート・ヒューマン・アセスメントに関するお客様の声
- 今の仕事環境に近いので、リアリティがあってよかった。
- 参加者の学びは、対面と遜色ない反応を得られた。
- 参加者の移動に対するストレスが軽減され、移動コストの削減もできた。
- 一時帰国しないと参加できなかった海外勤務者も、赴任先から参加することができた。
導入プロセス
リサーチ&プランニング
人事関連情報の把握や経営・人事部門関係者への
インタビューを通じ、全体計画を立案します。
導入システム検討
推奨方式、詳細スペックの共有/WEB会議システムの決定/社内システム部門への申請・許諾/動作確認の検証を行います。
プログラムデザイン
ディメンション/コンピテンシーとシミュレーション(演習課題)を設定し、カリキュラムの作成を行います。
アセスメント実施
参加者のシミュレーション体験を行動観察し、評価を行います。
データ統合とレポーティング
データ統合会議を実施し、評価結果の統合を行います。その後、フィードバック・レポートの作成を行います。
アセスメントフィードバック
データ分析結果を、参加者や組織へレポート形式でフィードバックします。
アセスメント結果の活用
アセスメント結果を、昇進・昇格、選抜や能力開発、サクセッションプラン等に活用します。
カリキュラム
対面式のヒューマン・アセスメントと同様のカリキュラム設計も可能ですが、オンライン機能を活かして、インバスケット演習を事前課題としてオンラインで実施するなど、アセスメントの目的や各種制約条件によってカスタマイズが可能です。
DAY1 | DAY2 | |||
---|---|---|---|---|
09:00 10:00 11:00 |
オリエンテーション ・自己紹介 ・マネジメント解説 ・ディメンション解説 |
インバスケット演習振り返り ・グループ討議 ・発表と質疑応答 ・講師フィードバック |
||
12:00 | 昼食 | 昼食 | ||
13:00 | グループ討議演習 ・解説 ・準備10分 ・討議60分 |
グループ討議演習振り返り ・VTR観察/相互交流 ・講師フィードバック |
||
14:00 15:00 16:00 17:00 18:00 |
インバスケット演習 ・解説 ・個人ワーク150分 ・振り返りシート記入 |
面接演習 ・解説 ・準備10分 ・実習10分 |
面接演習振り返り ・VTR観察/相互交流 ・講師フィードバック |
|
2日間全体の振り返り ・自己啓発計画書の作成 |
フィードバック面談 |
※コース運営には、アドミニストレーター(コース責任者)、アセッサー(観察者)の他、オペレーターが必要です。コース全体の進行状況やカリキュラムの詳細を把握している必要があるため、オペレーターは原則的に弊社が事前に手配させていただきます。
システム要件
リモート・ヒューマン・アセスメントの実施に必要なシステム要件は以下の通りです。
映像・音声 | 各参加者の表情や声が画面上でよくわかる |
---|---|
動作 | タイムラグが少なく円滑に作動する |
録画 | 参加者の演習行動を録画・保存できる |
分科会設定 | グループ単位に分かれた運営ができる |
主なシステム 動作条件 | ネットワーク(参加者PCの通信スピード)15Mbps必須、20Mbps以上を推奨(上り/下りとも) |