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グローバル・リーダーシップ・フォーキャスト 2021〔日本特集〕
グローバル・リーダーシップ・フォーキャス2021の一環として、1,043名の日本のリーダーと89名の人事担当者からの回答を基に、日本のリーダーの状況や日本市場特有の洞察をまとめました。
本レポートにはグローバルと日本のリーダーの調査結果が記載されており、グローバルの結果と区別して表示しています。
日本の傾向を把握するとともに、グローバルとの比較を参考にしながら、今後のリーダーシップ開発の取り組みを検討する際にお役立てください。
日本特有のリーダーシップに関する洞察
本調査レポートは、1,043名の日本のリーダーと89名の人事担当者からの回答を検証し、人材育成のベストプラクティスと、リーダーシップの未来を導く重要なトレンドを集約しています。
本レポートでは、日本の人事担当者が最も変化すると予測していることや、リーダーに最も必要なスキル、デジタル・トランスフォーメーションに不可欠なスキルに対する日本の現状、といったリーダーシップに関する11の所見を紹介しています。
主な所見
リーダーの質に関する評価は依然として低迷
グローバルでは、リーダーの質に関するリーダー自身の評価と人事担当者の評価とのギャップが最も大きい年となりました。日本では、自社のリーダーの質を「高い」と評価しているリーダーはわずか6%、人事担当者はさらに低く3%で、グローバルに比べて著しく低い結果となりました。
燃え尽き症候群が人材の定着に与える影響
一日の終わりに疲労困憊していると回答したグローバルリーダーの26%が、来年、退職するつもりあると回答しています。これは疲労を感じていないと回答したグローバルリーダーの4倍の割合(6%)になります。全体の割合は低いものの、日本においても同様の傾向が見られました。
デジタル・トランスフォーメーションへの準備不足
デジタル化が進んだビジネス環境で業務を行うための準備ができていると感じているリーダーはほとんどいません。そして、リーダー階層が高くなるにつれて、自信が低下しています。実際、CEOは自社が最も準備ができていない課題の1つととらえており、準備が整っていると回答したCEOはわずか19%でした。