Download ダウンロード資料

ダウンロード資料お申し込みフォーム

ピープルアナリティクスに関する考察

新型コロナウイルスの感染拡大は、社会、経済、文化、ビジネス環境、人々の日々の暮らしや価値観を大きく変えた。まさに常識の通用しない激動の転換期の渦中にあるといっていいであろう。

ここ数年、HRテクノロジーのサービスが急速に増加し、関連技術であるピープルアナリティクス(PA)も注目を集めてきた。その背景として、第四次産業革命による技術の進展(AI(人工知能)、ビッグデータ、IOT、ブロックチェーンなどのテクノロジーの進化・普及)、生産労働人口・労働者構成の変化(少子高齢化、外国人労働者の増加)、働き方改革(同一労働同一賃金、長時間労働の是正、生産性向上)などの影響が挙げられるが、取り組み状況としては、一部の先進的な企業や、実験的に取り組む企業が中心で、本格的に普及していくのはこれからであろう。

今回の破壊的な環境の変化は、人事や総務の領域でも、テレワーク/在宅勤務、時差出勤・フレックスタイム制の導入、WEB会議・チャットツールの導入、書類や証明書のデジタル化など、結果的に「働き方改革」や「DX(デジタルトランスフォーメーション)」を加速させ、人事の担う役割を拡大させた。

リモート環境での成果・労働時間・生産性をどう測るか、社員の負荷やストレスをどう低減させ、モチベーションを持続させるかなど、人事自らの手でリーダーシップを発揮して組織課題に対処し、変革に関与する必要性に迫られているといえる。

だからこそ、刻々と変わる経営環境や従業員の状態を、感覚ではなく、データで把握し、ファクトに基づいた迅速な意思決定をすることが求められている。PAは、従業員に関するデータをマネジメントに活用し、データドリブンな人事を実現するうえで有効な武器になるといえる。

  • ピープルアナリティクス(PA)が注目される背景
  • PAの活用によるさまざまな効果
  • PAの取り組みにおいて重視するポイント
  • 今後のPA・人事データの利活用と留意点