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座談会:MSCで働く人の声

参加者プロフィール

山崎 瑞子

山崎 瑞子

40代で入社。MSC歴10年超のシニアコンサルタント。
現在はコンサルタントの知見を活かして新設部署にて活躍中。

中根 佐知子

中根 佐知子

30代前半で入社。トレーニングからアセスメントまで幅広く経験。社内の若手とベテランをつなぐパイプ役となって活躍中。

梅村 幸一郎

梅村 幸一郎

40代で入社。前職でのマネジメント経験や人事経験を活かし、多岐にわたる業務で即戦力となって活躍中。

入社してすぐの仕事について教えてください。

中根
中根

最初はフィードバックレポートの作成に苦戦

入社してすぐの頃は、まずは先輩の研修にオブザーブして勉強することが多かったですね。私は秋に入社したので、ちょうど繁忙期で、見るべき研修はたくさんありました。ほとんど出社せずに毎日どなたか先輩にくっついてどこかに行って学ぶ、というのを3か月ぐらいしていましたね。
最初はみんなアセスメントからスタートすることが多いですが、評価が難しいのはもちろんのこと、レポートの作成には苦戦します。推敲に推敲を重ね、慣れない間は一人の受講者につき何時間もかかることもあります。そうやって作成したレポートもアドミニの添削を受け、真っ赤になって返ってくるのが、新人コンサルタントが最初に受ける洗礼です。レポート作成の過程を通じて、感覚的な見立てを言語化するスキルが磨かれていきます。

山崎
山崎

前職の経験を活かして仕事の幅を広げる

私が入社したのは少し落ち着いた時期だったので、それほどオブザーブはしていません。前職がサービス業なんですが、当時はサービス業出身のコンサルタントが少なくて、流通やサービスの案件が入ってくると、わりとすぐに営業さんから声をかけてもらえました。入社して2か月後に、新人のバスの運転手さんにマナー研修を行ったのがデビューでしたが、それ以来、小売店への研修や、現場に行ってサービスの品質を調査するような仕事が増え、他の同期と比べると最初からトレーニングコースをメインで担当することが多かったですね。

梅村
梅村

先輩コンサルタントからのサポート

最初の3か月間、たくさん教えていただいたのが良かったですね。育成担当の方以外にも、多くの先輩コンサルタントの方にネット越しで会って教えていただきました。デビューは、先輩コンサルタントの研修にサブの講師としてつきました。講義内容は全部作っていただきましたし、営業さんにもフォローしてもらえる体制だったのはありがたかったですね。また、ちゃんと前職の業界と近い企業を選んでいただいたので、イメージしやすかったです。

※オブザーブ・・・他コンサルタントの研修を見て学ぶこと

1週間のスケジュールを教えてください。

梅村
梅村

自宅作業は自分のペースで

週5日のうち2日が研修で、3日は自宅作業というのが多いですね。例えば日曜日に前移動して、月曜と火曜に研修を実施したら水木金は自宅作業、みたいなのが典型です。自宅作業では、アセスメントの前なら企業のことを調べたり演習を読み込んだりしますし、終了後はレポートを書いたりします。トレーニングコースの前には基本的にまず研修の構成を考えて、材料を集めて、何を伝えるか、どういう演習をやるかを考えています。他には営業さんとの打ち合わせが週2件ぐらいです。自宅作業の時は完全に自分のペースなので次の研修の企画についてじっくり思考を巡らせることもありますし、思いついたら一気にスライドを作る時もあります。夜遅くまで本を読んでいることもありますが、これは仕事なのか趣味なのか曖昧です。とはいえ、仕事の質に響くので、夜遅くなったら翌朝は遅く起きたりして、睡眠時間はしっかりとるようにしています。

山崎
山崎

新しい時代の新しい研修について相談を受ける

私は研修に出ている時以外は基本的に在宅で、どうしても会社に来ないといけない時だけ出社しています。仕事内容は、8割が相談やトラブルの対応ですね。例えば「何か新しいツールを使って研修をやろうと思うんだけど、どうなんだろう?」といった漠然とした相談もあるし、具体的に「これをこういうふうに使いたいんだけどそれは可能か、どうやったら実現できるだろうか?」というのもあります。新しい時代の新しい研修のようなものを進める時に、相談相手になっていることが多いですね。それで、そういう相談を受けると自分たちで機能を探ったり試したりしています。他には、自分が担当している研修に関することと、もう一つは新部署でやるべきことをメンバーとコミュニケーションをとりながらこなしていくという感じです。

中根
中根

仲間と共に考える

私は、一週間の動きとしては基本的に梅村さんと同じです。研修を週3日か、多いと5日担当することもあって、体調管理も大事な仕事ですね。研修の企画を考える時は、「周囲の人の知恵を借りる」場面も多いです。一人で考えるより、誰かに話しながら考えたほうが、アイデアが広がるというか。営業さんや先輩コンサルタントに相談したり、同世代のコンサルタント数人で集まって検討する場を作ったり、他部署の人に声をかけて意見を聞いてみたりしています。自主的に何かをやりたいと言ったら協力してくれる仲間も多いですし、上位者も「どんどんやって」と言ってくれるのは、すごくいいところだと思っています。

入社してギャップを感じたことや、自分を律する働き方について教えてください。

中根
中根

目標は自分で描く

組織からミッションや目標を与えられるとドライブかかるようなタイプの人は、ちょっと困惑するかもしれないですね。自分でこういうことをやりたいとか、ここを目指したいというものが持てないとすごく戸惑うと思います。スタートのエンジンを自分で入れないといけないから。逆に枠にはめられるのが苦手な人からすると、自由度は高いです。

山崎
山崎

個性を活かすだけでなく、時代に合わせた変化も必要

向き不向きはあるかもしれないですね。前の職場は「お役所っぽい」と言われるぐらいきちんとしていたので、ギャップは大きかったです。MSCは管理するとか統率するっていう発想はあまりないので。こういう縛られない感じが許容できない人はいるかもしれないとは思います。でも、これからの時代を考えた時にMSCも変わらないといけないと思うこともありますね。これまでは「今この案件の最適を一人ひとりが真剣に考える」ことで成功してきたけれど、これからは個性を活かす一方で、全体最適で考える局面にも対応できるようにならないと。個性だけではやっていけないだろうな、という感じはしますね。

梅村
梅村

自由と自己責任

自分を律する働き方には、「自由と自己責任」が両方ともなうのではないかと理解しています。プロジェクトの期間も短いですし、その都度チームも変わりますし、一人でする仕事も多いので、ルーチン作業というものはあまりないです。唯一のルールとして外せないのは、クライアントに満足いただけるかどうかだと思っています。そして、自己責任だと思うのは、例えば「クライアントに喜んでいただく」と言っても、どこまで質を高めるかは自分次第のところがありますし、自分の能力をどう担保し高めておくかも自分次第です。そのため、他のコンサルタントと交流したり、営業さんから話を聞いたりすることも必要ですし、仕事の量をある程度自分でセーブして、インプットの時間や振り返る時間をとらないと、長期的に見ると質が伸びなくなってしまうと感じています。とはいえ、クライアントからお声をかけていただければやっぱり嬉しいです。質と量のバランスを考えながら、スケジュールをどうコントロールするかは、自由なだけに難しいですね。

キャリアアップについて、どのように考えていますか。

山崎
山崎

過去を資産として活用しつつ、現場から学ぶ

コンサルタントとしての成長や、キャリアを高めるという観点で言うと「過去の経験をいかに資産として活用できるか」が勝負だと思います。一度コンサルタントに転身してしまうと、いわゆる普通の事業会社がやっているようなことをリアルに経験できなくなるんです。例えば私も前職では部下を持つ悩める中間管理職でしたが、コンサルタントになると部下はいないし、上からきちんとミッションが下りてくる状況でもないし。クライアントが悩んでいることや困っていることを、リアルに体験して新たな経験を積むことができないんですね。そうすると、私たちが過去にやってきたことから今の状況を類推するしかないんです。過去を資産として活用して、今の立場・立ち位置から見える景色を自分できちんと分析することが大事かなと思います。もう一つは、過去を活用するとは言え、入社後も学ばなければならないことはたくさんあります。ただ、その学びのネタは受講者やクライアントの中にあると思うんです。例えばアセスメントでは、数多くの管理職候補の人たちに出会いますが、この人たちが抱えている課題がまさにビジネスの現実です。そうすると私たちがどういうサービスを開発すればこの人たちを助け、支えることになるのかというヒントは現場にいっぱいあり、そこから学ぶことは多いと思います。

中根
中根

焦らずに挑戦し続ける

入社のタイミングによって、30代前半で入るのと、40歳ぐらいになってから入るのとではキャリアの重ね方が明確に違うと思います。40代で管理職の経験もある方は、即その経験を活かせるし、そういう階層向けの研修もどんどんできると思うんです。でも30代だとその経験がない分、受講者とのやり取りからリアルに想像したり、研修を運営するスキルやアセスメントの力を養ったりしながら、チャレンジし続けることがカギなのかな、と。最初から焦って、「周りと比べてどうか」とか目先のことに振り回されると、先々のキャリアのチャンスを逃したり、うまくいかなくなったりすることが多くなるかもしれないですね。そういう意味では「40歳の時にどういうコンサルタントとして活躍できるか」を念頭に置きつつ、30代では焦らずいろんなことにチャレンジし続けるのが大事だと思います。

梅村
梅村

何をやりたいかを明確に

自分は40代で業界も職種も違うところから転職してきたので、そういう方の参考として言うと、何をやりたいかは明確にしておいたほうがいいと思います。自分の場合は前職での「チームで社会の基盤を作りたい」から、MSCでは「良いチームを創るお手伝いをしたい」に変わったのですが、軸となる部分を決めておいて良かったなと感じています。もう一つは、入社してから学ぶ機会が多いので、前職のことは一旦全部抜きにして、社内の先輩コンサルタントや営業さん、そしてクライアントの方々などに、一から全部教えてもらうような姿勢でいたほうが、馴染むのも学びも早いかなという気はします。それでも少し経ってから振り返ってみると、やっぱり前職の経験がものすごく活きている。自分の経験をとりあえず脇に置いて新しいことをインプットはしますが、やはり前職の経験と結びつくことで理解が深まりますし、それをもとにしてクライアントの話もより深く聞けるようになるんです。例えば業界によってマネジメントの仕方は異なりますし、組織形態や文化も異なります。マネジメントの教科書に書いてあることも日々進化していますが、人間の行動や考え方はそんなに変わらないです。自分の経験を一つの想像の種にして、クライアントの課題をイメージしていくということが大切だと思っています。そうやってコンサルタントとして、周りとは少しずつ違う道を歩んでいけるというのは面白いですね。今後のキャリアアップとしては、やりたいことが明確なので、「何をどうやるか」ということにかかってくると思うんですよね。

MSCコンサルタントについて

人材の育成と開発に強い想いを持っています

MSCのコンサルタントは、お客様が目指す成果の実現に向け、人の成長をサポートします。そして、「人は変わる」という信念を持って、ときに優しく寄り添いながら、ときに厳しい姿勢で接しながら、組織にいる一人ひとりの成長を願っています。質的にも量的にも人材難の時代を迎えている今、MSCのコンサルタントが果たす役割は、これまで以上に大きくなりつつあります。経営課題にダイレクトに関わる立場にあると言っても過言ではないでしょう。組織を成功に導く重要成功要因としての自覚と覚悟を持ち、人材育成と人材開発に強い想いを抱きながら、お客様にベストなソリューションを提供しています。

自らが成長することで、お客様に最適なソリューションを提供します

取り巻く環境が変化し続ける時代の中で、難しい案件が増えています。言い換えれば、私たちMSCに求められる期待が高まっているということでしょう。こうした期待に応えていくために、MSCのコンサルタントは、自らの成長を期して、常に変化・進化し続けています。アンテナを高くして時代を読み解くための新たな知見を広げ、時代を先取りしたスキルとテクノロジーの習得に励み、常にハイバリューを提供できるよう努力を重ねています。立ち止まることなく、常に学ぶ姿勢でいることが、MSCコンサルタントが大切にしているスタンスです。

※所属・役職等は取材当時のものです。