従業員エンゲージメントと定着のための実践ガイド
優れたリーダーが最高の人材を生み出す
大退職時代、従業員定着率、「静かな退職」
最近の人事トレンドはすべて、従業員エンゲージメントの低下という共通の課題に言及しています。
- 従業員の77%は、仕事に対し意欲的でない、または意欲をもとうとしない状態です。
(Gallup, State of the Global Workplace, 2023)
メディアや職場でもこうしたトレンドが話題になっており、この問題がいかに広く波及しているかが表れています。しかし、労働市場が冷え込む兆しを見せている今、エンゲージメントの優先順位を下げてはなりません。従業員の意欲が失われると、離職に伴う高いコストや組織文化の問題、全体的な業績低下といった深刻なリスクを抱えることになります。
エンゲージメントの重要性
従業員の意欲が高まれば、自分たちの仕事には意義があると考え、自社を働きやすい職場とみなし、自分たちは評価され成長を促されていると感じるようになります。
その結果、従業員は転職を考えるのではなく、最高の仕事をしようという意欲がわき、収益に影響を与える成果をあげ、成長・昇進の機会を社内に求めるようになります。
調査
私たちの最新調査「グローバル・リーダーシップ・フォーキャスト2023」では、エンゲージメントと定着率におけるリーダーシップの重要性が浮き彫りになっています。上司が対人スキルに優れている場合、ハイポテンシャル人材が1年以内に退職の意向を示す確率は3.3倍低くなっています。どのような労働市場においても、優れたリーダーこそが最高の人材を生み出す鍵なのです。
本ガイドでは、リーダーが従業員のエンゲージメントと定着率を向上させるための3つの実践的な方法をご紹介します。適切なトレーニングを行うことで、リーダーは成果をあげ、あらゆる従業員が活躍し、組織に定着し続け、最終的に組織を新たな成功へと導くことができるようになります。
主な内容
セクション 1:キャリア開発プランの提供
セクション 2:EQ(感情的知性)で人を率いる
セクション 3 :ダイバーシティ、エクイティ & インクルージョン文化の促進