2023年 社長年頭挨拶
新年、明けましておめでとうございます。令和5年という新しい年を迎え、謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
旧年中は一方ならぬご愛顧、ご高配をいただき、心より御礼申し上げます。
昨年は、新型コロナウィルス感染状況が一進一退を繰り返す中にあって、世界的な政治・経済情勢の混乱も増大し、国内では、急激な円安や物価高など経済活動の不安要素が顕在化しました。
一方、人材育成業界では「人的資本経営」や「リスキリング」などへの関心が高まっています。お客様におかれましても、人材開発の施策を後退させることなく、必要な施策にはなお一層力を入れる動きが見られ、弊社にも多大なるご期待をお寄せいただきました。
人材育成をコストではなく投資と捉える考え方は、「人材版伊藤レポート」より前から存在しますが、昨年からはその動きが政府主導で一層活発化しております。
そして、いよいよ本年3月期決算以降、有価証券報告書提出を行う上場企業4000社を対象に、複数の項目の人的資本開示が義務化されるとの報道が行われております。
人材版伊藤レポートでもうたわれている通り、人的資本経営の実現には、それぞれの企業における事業の戦略と人事戦略を結びつけ、可視化していく準備をする必要があります。
事業戦略上求められる人材像および能力の要件を具体化し、その準備が継続的に図られているかどうかが、企業のサステナビリティに直結します。
上場企業に限らず、そうした育成体系を整備・活用して成果を出していくことで、優秀な人材の獲得にもつなげていくことができるでしょう。
弊社では、「ビジネス・ドライバー」というコンセプトを用いて、より一層、皆様方の事業に成功をもたらすリーダー人材の発掘、育成の支援に尽力したいと考えております。
皆様のご健勝と益々のご発展を心よりお祈り申し上げると共に、今後とも、弊社へのご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。
株式会社マネジメントサービスセンター
代表取締役社長 遠山 雅弘