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オンライン・アセスメント導入事例~人事制度の変更に伴う管理職適正診断と能力開発機会の提供

オンライン・アセスメント導入・活用事例

  • 人材アセスメント

  • 能力開発

  • 昇進・昇格

  • キャリア形成

人事制度の変更に伴う管理職適正診断と能力開発機会の提供

オンライン・アセスメント実施事例~人事制度の変更に伴う管理職適正診断と能力開発機会の提供

企業概要

  • 業界業種

    金融業界

  • 組織規模

    約10,000名以上

  • 対象階層

    課長・次長・マネジャー

  • 対象部門

    企画開発部門・営業部門

導入背景

同社は、金融商品の企画から販売を行っています。主に補償保険を専門とする企業で、国内外で展開し、医療保険、生命保険、傷害保険などの多様な商品を提供しています。

人材の流動化、個人のキャリア観の変化など、変わりゆく労働市場に適応するために、大きく人事制度の改革を実施しました。具体的には、職能型からジョブ型へ変更し、組織全体に影響を与えました。この変更により、特定の役職が割り当てられない従業員には、役職の降格や降給の問題が発生しました。さらに、全社的な社員の育成方針も変わり、今までは会社から機会が与えられるスタンスでしたが、従業員個々人が自分自身で考えてキャリアを築き上げることが求められるようになりました。

人事部門は、降格や降給した方々の中に、管理職への適性や能力をもっているにもかかわらず、適切なポジションに就くことができていない人材が存在しているのではと考えました。組織全体の方針変更がその原因であるため、人事部門はこれらの従業員に対する支援措置を用意したいと考えました。

これらの人材は、主に40代の従業員で、自社で働き続けてきたベテランであり、その経験と知識は組織にとって非常に価値がありました。したがって、彼らに対して、新たなスキルを獲得し自身のキャリアパスを再評価する機会を提供することは、企業にとっても彼らにとっても重要な投資となります。この取り組みにより、彼らがもつ経験と能力を再び発揮していただき、組織全体の成長と発展に寄与できるような状況を作り出したかったのです。

そのような背景から、オンライン人材アセスメントLeadership Snapshot(リーダーシップ・スナップショット)を活用することを決定しました。

Leadership Snapshot(リーダーシップ・スナップショット)が選ばれた理由

管理職としての能力を有している人材の特定と能力開発が同時にできる。

管理職(リーダー)としての適性に特化しているアセスメントであった。

オンラインで好きなタイミングでできる、かつ、所要時間40分と受講のためのハードルが低かった。

実施内容

  1. Step1

    オンライン・アセスメント受講者の選定

    まず対象となる社員約40名に受講をしていただきました。受講対象者は、今まで管理職をやっていた方、降格をしてしまった方々で40代がメインです。

  2. Step2

    オンライン・アセスメントの受講し、埋もれた人材の特定

    受講後には相対評価の形で評価を実施しました。具体的には、散布図(9box)を用いました。数値の比較Leadership Snapshot(リーダーシップ・スナップショット)は総合評価、項目群や個々の測定項目を数値化することができます。管理職適性(個人特性)と能力(コンピテンシー)の2軸を合わせてみることで、管理職適正が高く、能力が高い人物を特定することができました。

  3. Step3

    オンライン・アセスメント実施後、受講者個人レポートの活用し、受講者に合わせた能力開発を展開

    評価の高低に関わらず、能力開発を実施しました。基本的には、自学自習スタイルで振り返っていただく形を採りました。まず、Leadership Snapshot(リーダーシップ・スナップショット)のレポートの活用方法や能力開発について説明した動画の視聴と、結果レポートを振り返っていただきました。その後、能力(コンピテンシー)を伸ばす能力開発ガイドを提供し、どのように自身の能力を伸ばしていくかを計画、実践していただきました。

  4. Step4

    人事評価の改善

    Leadership Snapshot(リーダーシップ・スナップショット)における評価が高かった方々に関しては、過去のパフォーマンスと面談を実施した上で再度評価を実施しました。そして、一定基準を超えた方に関しては、待遇の改善やポジションチェンジを実施しました。

  1. Leadership Snapshot
    とは

    管理職としての適性(個人特性)と能力(コンピテンシー)を診断するオンライン人材アセスメントです。


    初級管理職や次期管理職候補を対象に、短時間かつ高い精度で受講が可能で、アセスメント結果を選抜(昇進昇格・採用)や個人の成長につなげることができます。

導入効果

  • ▶ポジションチェンジで見つける、新しい自分の可能性を発揮!

    Leadership Snapshot(リーダーシップ・スナップショット)で良い評価を得た方々は、予想した通り、業務において良いパフォーマンスを出してくださいました。管理職適性(個人特性)の結果と、面談にて本人から伺ったキャリア志向を踏まえ、ポジションチェンジしたことが成功のための大きな要因になったと考えています。

  • ▶自己成長の新たな道標!キャリア自律の第1歩へ

    アセスメントで良い評価だった方々への能力開発の進捗にはもちろん効果がありましたが、それ以外の方々に対しても、予想を超えて良い影響をもたらしました。具体的には、「エキスパートとしての道を究めるキャリアを歩むことを決めるための参考になった」との声が上がりました。社内の新しい育成方針である、「個々人が自分自身で考えてキャリアを築き上げる」ための良い材料を提供できました。

お客様の声

  • 【受講者】:第三者から自身の能力が評価されて素直に嬉しかったです。会社の将来に対する意欲も高まりました。

  • 【受講者】:普段はキャリアについて立ち止まって考える時間をもつことが難しいのですが、今回はとても良い機会になりました。

  • 【人事担当者】:Leadership Snapshot(リーダーシップ・スナップショット)の結果と実際の職場における評価がほぼ一致していました。今後は、他の施策でも有効活用していきたいです。

  • 【役員】:会社の新しい育成方針を後押しすることに一役買っていただきありがとうございます。

今後の取り組み

管理職候補の人材にLeadership Snapshot(リーダーシップ・スナップショット)を用いた施策を行うことを決めました。今回の実施において、「①管理職としての適性や能力があるかデータで見極められること」、「②能力開発の実施」、「③キャリアの方向性を考える機会の提供」ができることがわかったためです。

人物の特定という観点では、比較的早いうちから管理職としての適性や能力が高い方を見極めることで、人材プールの構築に役立てたいと考えています。一方、能力開発という観点では、キャリアについて考えるきっかけの場と、能力を高める機会の提供をする施策に役立てていきます。

よくあるご質問

  • 簡易人材アセスメントLeadership Snapshot(リーダーシップ・スナップショット)だけで決定することは推奨しません。当アセスメントで測定できることは、「リーダーとして成果を出すための知識を知っているかどうか」と「個人特性」のみですので、普段の仕事ぶりや過去の実績等は見ることができません。複数の指標を用いて判断することを強く推奨します。

  • はい、そのようにならないようサービス設計をしています。受講後に、本人に結果レポートの他に、レポートの読み解き方動画、能力開発ガイド(どのように具体的に職場に適用するのか、どのような行動をしたら能力を伸ばすことができるかが記載されたガイド)を提供しています。診断→理解→適用とステップを踏んで仕事の中に組み込むことができるので、やりっぱなしを防いで、実際の職場における行動発揮につながります。

  • ほぼ必要ありません。最初に弊社の営業担当と、実施時期、条件、対象者のすり合わせや、実施環境テスト等を行っていただきます。各受講者へのご案内は、弊社から配信します。能力開発目的の場合、受講者本人が個人レポートをダウンロードすることも可能です。グループレポートや評点一覧は、全員の受講が終了してから5営業日後に納品します。

  • 違いは大きく2点あります。1点目は、対象者が初級管理職(マネジャー・課長クラス)や次期管理職候補(主任・係長クラス)に特化していることです。2点目は、個人特性だけでなく、能力(コンピテンシー)についても測定を行う点です。

  • 従業員の採用、昇進・昇格、育成の判断材料として使うことができます。スコアの高い候補者は、リーダーとしての成功可能性が高い、もしくはより早い成長が見込めます。さらに効果を高めるには、以下のように他の研修と組み合わせて受講されることをおすすめします。

    採用時:面接官トレーニング「ターゲット・セレクション®(Targeted Selection)」と組み合わせることで、さらに正確で効率の良い採用が可能となります。

    昇進・昇格:シミュレーション形式のオンライン・アセスメントManager Ready®は、より詳細な診断ができるため、昇進・昇格の細かな判断材料となり、さらに踏み込んだ能力開発につなげることが可能です。

    人材育成:能力開発のトレーニング「インタアクション・マネジメント®(Interaction Management)」と組み合わせることで、リーダーとして活躍する確度を高めることが可能となります。

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