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オンライン・アセスメント実施事例~人材アセスメントによって若手ポテンシャルを特定/成長機会の提供によるリテンション対策

オンライン・アセスメント実施事例

  • 人材アセスメント

  • 能力開発

  • ポテンシャル測定

  • 次世代リーダー育成

人材アセスメントによって若手ポテンシャルを特定/成長機会の提供によるリテンション対策

オンライン・アセスメント実施事例~人材アセスメントによって若手ポテンシャルを特定/成長機会の提供によるリテンション対策

企業概要

  • 業界業種

    医療業界

  • 組織規模

    約2,500名以上

  • 対象階層

    一般社員

  • 対象部門

    営業・管理・研究開発部門
    (各部門から推薦)

導入背景~リモートワーク普及による育成機会の減少と離職率の上昇

同社は医療機器、医薬品、医療用製品などの製造・販売をしています。

コロナ禍でリモートワークを導入し、現在はハイブリッドワークを採用しています。しかし、この変化により社員の育成機会が減少してしまったと気づきました。特に、若手のハイポテンシャル人材の成長機会が不足していることには危機感を覚えました。同時に、社員の退職率も上昇し、リテンション(離職防止)の観点からも対策を検討していました。

リモートワークの普及により生じた課題に対して、社員の成長と定着を促進するための新たな取り組みを模索していたところ、オンライン人材アセスメントEarly Identifier®の話を聞き、若手社員向けの能力開発やリテンション対策に最適だと考え、導入を決定しました。

Early Identifier®が選ばれた理由

2、3年先など目先ではなく、10年以上先を見据えた人材のポテンシャルを診断・特定できる。

アセスメントからトレーニング(フィードバックセッション・マイクロコース)まで一貫した設計で高い育成効果を期待できる。

若手が抱えている職場への課題がサーベイで分かり、打ち手を立てることに役立てることができる。

実施内容~Early Identifier®を利用した若手人材の成長促進プログラム

  1. Step1

    オンライン・アセスメント受講者の選定

    受講対象者は、マネジャーに昇進する前の若手ハイポテンシャル人材、約50名です。

  2. Step2

    オンライン・アセスメントの受講

    半年間の能力開発計画プログラムの一環として、キックオフでオンライン人材アセスメントEarly Identifier®を実施しました。

  3. Step3

    オンライン・アセスメント実施後の活用

    当能力開発計画プログラムでは、まずEarly Identifier®を用いて参加者の能力を評価しました。その後、自身の結果について考察し、目指すリーダー像を描くとともにスキル向上に取り組む流れを作りました。さらに、Early Identifier®の結果を自社の重要なコンピテンシーに結び付け、能力開発計画を立てるための貴重な材料として活用しました。

  4. Step4

    総括

    当能力開発計画プログラムは、若手のハイポテンシャル人材の成長を促進し、将来のリーダーとしての意識を高め、能力を育むための重要なステップと位置付けています。

  1. Early Identifier®
    とは

    個人のリーダーシップ・ポテンシャルを早期に特定し、成長につなげるオンライン・アセスメントです。


    一般社員(入社3年目以降~管理職未満)を対象に、将来リーダーとして成長する可能性を診断し、目指すリーダー像に向けて最適な能力開発計画を立て、実行に移すきっかけを作ります。


    また、組織にとっては、ポテンシャル人材の分布状況の把握や隠れたポテンシャル人材の発見が可能となり、個々の成長機会を適切に提供するための参考情報となります。

導入効果

  • ▶若手の成長意欲を引き出し、リテンション対策(離職防止)への一手とする

    若手層が自身の評価結果に高い関心を示したことで、成長意欲が旺盛であると認識できました。その成長意欲を喚起し、彼らの当事者意識を高めるためには、Early Identifier®の個人レポートが有効でした。さらに、社内でのキャリアパスを具体的に示し、彼らに将来の期待感を伝える機会にもなりました。これらの取り組みは、社員の定着(リテンション)にも役立ちました。
  • ▶課題を把握し成長支援を強化:マネジャーによるコーチング施策の導入

    グループレポートに掲載されている組織満足度サーベイの結果を通じて自社の課題を把握し、今後の施策に向けたアプローチを見つけることができました。具体的には、上司から部下への成長支援が課題であることが明らかになりました。この結果を受けて、マネジャーのコーチング能力を開発する施策の実施が決定しました。これにより、部下の成長を促進し、組織全体のパフォーマンスが向上することを期待しています。
  • ▶ボックスグリッド(散布図/9box)による優秀な人材発掘と成果向上への投資

    Early Identifier®のアウトプットとして、受講者全体の傾向を見ることができるボックスグリッド(散布図/9box)が人事向けに提供されますが、そこから特に優秀な人材を特定することができました。この結果は人事や現場の感覚と一致しており、優れた人材への投資や抜擢のための重要な指標として活用されることとなりました。これにより、優秀な人材の成長を支援し、組織成果が向上することを期待しています。

お客様の声

  • 【受講者】:自身の成長に興味を持つようになり、会社の将来に対する意欲も高まりました。

  • 【受講者】:普段の業務ではなかなか体験できない、高い視点で物事を考える機会を、リアルなシミュレーションを通じて得られたことがよい経験となりました。これは管理職に至るまでの経験として非常に大きかったと感じています。

  • 【人事担当者】:データに基づいて職場の課題を把握することができ、社内での企画提案や施策実施において説得力が増しました。

  • 【役員】:ボックスグリッド(散布図/9box)により、優秀な人材を見つけ出すことができました。示された結果は現場の感覚ともずれはなく、ハイポテンシャルな人材への投資に活用できました。組織の成果向上に大いに期待しています。

今後の取り組み

今後も定期的にEarly Identifier®を用いたプログラムを実施することにしました。将来のリーダーとしての当事者意識を若手層に持たせ、能力向上の支援に取り組む予定です。

また、人事施策の全体的な効果を確認するために、対象者全体の職場サーベイの結果を継続的に観測し、施策後の変化を見守っていきます。

ハイポテンシャル人材に対しては、その人物の特定と、タレントプールを形成するための動きも行います。

よくあるご質問

  • Early Identifier®の実施後にご提供するグループレポートや評点一覧の活用が有効です。特に、ボックスグリッド(散布図/9box)の活用をお勧めします。これは横軸をパーソナリティ、縦軸をスキルと知識として、それぞれのスコアを反映させた視覚的なツールです。これにより、リーダーシップポテンシャルの高い優秀な人材の特定と、受講者間の相対的な比較が容易に行えます。

  • Early Identifier®の受講に必要な時間は約2時間で、場所や時間を問わずウェブ上で実施可能です。受講後のフォローについては、能力開発ツールやマイクロコースなど、受講者自身の都合の良いタイミングで利用できるツールを主に提供します。さらなる効果を求める場合には、時間と場所を事前に決める必要がありますが、フィードバックセッションなどを組み合わせることも可能です。

  • Early Identifier®を活用すれば、リーダーとしての自己理解を促進し、フォローツールを用いて自身で能力開発を進めることが可能です。さらに、職場での実践までを前提としたトレーニング、「インタアクション・マネジメント®」を組み合わせることで、より効果的な能力開発の機会を提供することが可能です。

  • 組織の健康状態の把握と、定着・離職防止(リテンション)対策をすべき人材の特定を行い、それに基づいて具体的な施策を打ち立てることが有効です。組織の健康状態を把握するために、Early Identifier®では組織満足度サーベイを行うため、その結果をグループレポートで確認できます。これにより、組織全体としてどの部分に問題があるのかを特定することができます。定着・離職防止対策を施すべき人材を特定するには、Early Identifier®の実施後にご提供するグループレポートや評点一覧を活用することが効果的です。

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