経営戦略を人材戦略と整合させたサクセッションの仕組みづくり

サクセッション・マネジメント・コンサルティング

経営戦略と人材戦略を整合させたうえで、次代の経営幹部層の人材要件を定義し、
後継者候補のアセスメントと育成プログラムをグローバル共通のプラットフォームで提供します。

お問い合わせ

タイトル

サクセッションプランにおいて

こんなお悩みや課題はありませんか?

  • 戦略実行に
    最も重要な
    人材課題を
    明確にしたい

    経営戦略と人材要件を
    どのように連動させたらよいか

    自社の経営戦略を進める上で優先すべき観点は何か。自社の戦略や組織文化をふまえた経営幹部の準備度を見たい

  • 経営幹部候補
    をどのように
    選抜する
    のが知りたい

    経営幹部としての強みと
    課題を客観的に把握したい

    社内評価の仕組みはあるが、主観的な要素が強く、納得度が低い。客観的なプロセスを通じてグローバルや業界と比較して検討したい

  • 経営幹部候補
    に対して
    パーソナライズされた
    育成計画を
    立てたい

    経営幹部候補の
    育成スピードを上げたい

    ターゲットとなるポジションを担うために必要な能力を、候補者の状況に合わせて効果的かつ効率的に開発したい

概要

サクセッションを、ボーダレスに!

中長期的な人的資本経営を実現するうえで、人的資本の戦略的活用は不可欠です。なかでも「タレントプール」が最重要テーマの一つです。その重要性は広く認識されているものの、サクセッションプランの策定や人的資本情報開示にとどまり、具体的な施策は検討段階にある企業が少なくありません。また、人事施策を実施していても育成効果を実感できず、サクセッションプランの進捗に課題を抱えるケースも多く見受けられます。

こうした課題に対し、MSC/DDIのサクセッション・マネジメント・コンサルティングでは、各階層の次世代経営人材・管理職候補者の強み・弱み・ポテンシャルを可視化し、育成計画に直結する人的資本データを提供します。さらに、人材アセスメントを通じて候補者のスキル、知識、行動特性、成長課題を総合的に特定し、次世代経営人材としての適性と準備度を客観的に評価します。

このアプローチにより、単なる後継者リストの作成にとどまらず、「誰を・いつ・どのように育成すべきか」という実行可能な人材戦略が構築可能です。また、客観的なアセスメントデータは、人材選抜プロセスの透明性と公正性を担保し、組織内の信頼を醸成します。

経営戦略と人材戦略を連動した人事戦略を実現するには、感覚的な人材選抜・人材配置ではなく、データに基づく意思決定と、候補者のポテンシャルを最大限に引き出す体系的な選抜・育成プランが必要です。MSC/DDIは、貴社のタレントプールにおけるサクセッション・マネジメントを強化すべく、実効性と持続性を備えた人材戦略構築をご支援いたします。

サクセッション

サクセッションプランの全体像

サクセッションプラン(Succession Plan)は、将来的なリーダーポジションを安定して引き継ぐために必要なプロセスを明示した仕組みです。まず、「方針策定」で経営戦略を踏まえたロードマップを策定し、後継者が必要となるポジションを絞り込みます。次に「人材要件定義」で組織の目標を達成するためのスキルや経験を洗い出し、候補者プールを形成します。その後、育成計画を策定し、研修や実務経験の積み重ねを通じて成長を促します。評価結果を踏まえて適切な評価を行って選任を決定し、最後に再任・解任基準を整備することで、継続的に最適なリーダーシップを保持する仕組みを整えます。

方針策定 人材要件定義 選抜 育成 選任・登用 再任・解任
概要

方針および運営体制の検討

あるべき人材像の定義

後継者候補者の選定

候補者の成長加速化

後継者の評価・選任

再任・解任の基準策定

タスク
  • ロードマップの作成
    (目的、ゴール、あるべき姿に向けた大枠の工程表など)
  • サクセッション対象ポジションの決定
  • 重要会議体および参加者の設定
    (取締役会、指名委員会、人材開発委員会など)
  • ビジョン・経営戦略を実現する上での重要課題の設定
  • 重要課題を解決するために各ポジションに求められる人材要件の定義
  • 候補者となる人材プールの考え方整理
  •       
  • 候補者リスト作成のプロセス設計
  •       
  • 候補者の絞り込みを通じた対象者決定プロセスの設計
  • 育成体系の設計
  • 個別の育成計画立案
  •       
  • 育成計画の進捗モニタリング・フォローアップ
  • 評価プロセスの設計
  • 評価実施
  • 評価結果レポートの作成
  • 評価結果レポートを踏まえた選任協議
  • 協議結果をふまえた選任決議
  • 対象ポジションの再任・解任の基準案策定
  • 再任・解任判断のプロセス策定
    (本人へのフィードバック含む)

特長・おすすめポイント

自社ならではの次世代経営幹部の選定・育成に活用可能

当社は、サクセッション・マネジメントの構築および強化に向け、貴社の経営戦略実現に必要な人材要件を明確化するとともに、グローバルに一貫したアセスメントを実施して次世代経営幹部の適性と準備度を測定します。さらに、MSC/DDIに基づくエグゼクティブ開発の研究と実践から導き出されたソリューションにより、具体的なアクションプランを落とし込んだ能力開発を提供いたします。

  • あるべき人材像の定義~経営戦略と人材戦略を整合させた次世代経営人材の要件が設定できる

    約60年にわたる研究と実績を基に弊社独自のアプローチである「ビジネス・ドライバー®」を活用することで、事業戦略の実現に寄与する人材像を可視化し、経営幹部のコンピテンシーを特定することが可能です。


    「ビジネス・ドライバー®」の詳細については、こちらをご覧ください。

  • 経営幹部の選定~実務的かつ実践的なシミュレーション演習による予測精度の高い診断が可能

    経営幹部層において、世界的に定評のあるアセスメントセンターを基に設計されたシミュレーション演習によるコンピテンシー診断、そしてパーソナリティ診断とフィードバック面談を通じて、未経験の職位に対する現時点での準備度および課題を明確にすることができます。

  • パーソナライズされた育成計画~公正で客観的な人材アセスメントデータを活用した、個人の能力開発計画の策定ができる

    各事業の経営幹部(執行役員、事業部長、部長など)に求められる役割に合わせたアセスメント、リーダーシップ開発、コーチング等のプログラムをご用意しております。アセスメントにより候補者の準備度を測定し、個人および全体の傾向を踏まえた上で、昇進・昇格、選抜、能力開発、サクセッションプラン等にご活用いただけます。

  • グローバルで一貫性のあるアセスメントを提供~グローバル共通のプラットフォームを用いることでグローバルでのベンチマークと多言語対応が可能

    世界90ヶ国以上で利用されている多言語に対応したプラットフォームを利用することで、同業他社やマーケット全体とのベンチマーク比較が可能で、自社のサクセッション・マネジメントの現状をマーケット基準で把握することができます。

サービスの内容

サクセッション・マネジメントとは

サクセッション・マネジメント(Succession Management)とは、企業が上級管理職やエグゼクティプのポジションに登用し得るだけの十分な能力と経験を備えた経営人材を効果的に管理し、十分な人数をプールしておくための戦略的なプロセスです。このプロセスでは、適切な候補者を早期に抜擢し、育成の上、適所に配置することに重点を置いています。サクセッション・マネジメントは、組織の持続可能な成長と成功を確保し、リーダーシップの連続性を保ち、知識と経験を継承する目的で実施されます。

サクセッション・マネジメントには、現在のリーダーシップの評価、将来のニーズの予測、潜在的な候補者の特定と育成が含まれます。これにより、企業はグローバル競争力を維持し、変動する市場環境に柔軟に対応することができます。サクセッション・マネジメントは、企業が持続的に成長をし続けるための重要な取り組みであり、経営戦略の中核を成すものです。

さらに効率よくサクセッション・マネジメントを実施したい場合

おすすめのソリューション

サクセス・コンピテンシー・ファインダーとは

サクセス・コンピテンシー・ファインダー(Success Competency Finder)とは、100以上のコンピテンシーとそのコンピテンシーに関連した 採用や能力開発に活用できるツールをパッケージで提供するオンラインサービスです。採用や人材育成、評価、サクセッションプランなど様々な場面で活用されるコンピテンシー 条件検索するだけで、ニーズに合ったコンピテンシーを導き出すことが可能です。

よくあるご質問

  • 1.サクセションプランニング(後継者選定):組織内の(多階層にわたる)次世代リーダーを発掘し、育成計画を立てます。後継者候補のスキルや緊急性を評価し、適切な人材を見極めます。

    2.能力開発とコーチング:後継者がリーダーシップに必要なスキルを磨くためのトレーニングやコーチングを通じて準備度を高めていきます。

    3.組織レビュー:戦略を実行するために組織内にどのようなコンピテンシーが点在しているかをアセスメントを通じて可視化し、人事戦略と経営戦略に整合させます。

    4.継続的なモニタリングと評価:進行中のサクセッションプランをモニタリングし、適宜調整を行い、組織のニーズに合った後継者戦略を支援します。

  • サクセッション・マネジメントが必要な理由は下記4つになります。

    1.どれほど優れたビジネス戦略を策定しても、それを実施するうえで必要なスキルと経験を備えたリーダーが存在しなければ、実際に実施することはできません。

    2.社内からの候補者をリーダーのポジションに登用するほうが、 社外から登用するよりも、間違いが少ないです。

    3.効果的なサクセッション・マネジメント制度は、 組織にとって重要な課題である人材の”育成”と”定着化”の両面に効果をもたらします。

    4.リーダーシップ・スキルと組織全般に関する知識を身につける機会を全社員に与えるだけの時間と経営資源の余裕が企業にはなく、 最も投資効果の高い者に集中的に時間と経営資源を投じざるを得ないです。

  • アクセラレーション・プール (Acceleration Pool)とは:対象経営管理階層(例:経営職、上級管理職)の後継者を準備するために、リーダーとしての将来性が見込まれる人材を特定し育成する、 体系的な仕組みです。

    AP (Acceleration Pool)のメンバー(短期間のうちに特定の階層に昇格できるよう特別な集中的育成を受ける人)は、 現有能力レベルを超える難しい仕事やタスクフォースへの任命など、最大限の学習ができて、しかも社内で最も注目されているような場が与えられ、短期間で速やかに育成されます。一般に、 AP方式では、 大勢の候補者を広く育成する従来のハイポテンシャル・ リスト方式と比較して、 より少数の候補者を集中的に育成します。

  • サクセッション・マネジメントを成功させるためには、サクセッションプランに入れるべき適切な人を選定すること、すなわち、ハイポテンシャルを見極めることが極めて重要となります。

    後継者候補の選定は、組織のリーダー予備軍の強化につながる重要なステップであり、プロ・サッカーチームが将来活躍するであろう有力選手をドラフトで選んだり、家を建築する際にしつかりとした基礎を築いたり、ケーキをつくるため適切な材料を選んだりすることと同じです。

  • 経営幹部に必要な能力は多岐にわたります。まず、ビジョンを持ち、それを明確にコミュニケートする能力が求められます。

    これにより、組織全体の方向性を示し、従業員のモチベーションを高めることができます。また、戦略的思考力も重要であり、長期的な目標達成のためには市場の動向を理解し、組織の強みと弱みを把握することが不可欠です。決断力と問題解決能力も重要な能力の一つであり、複雑な状況やプレッシャーの下でも明確かつ効果的な判断を下すことが求められます。

    人材マネジメントとリーダーシップ能力は経営幹部にとって中心的な役割を果たし、チームを効果的にリードし、育成し、動機付けすることが重要です。

    さらに、高い倫理規範と誠実さも絶対に必要であり、経営幹部は組織の倫理と価値を体現し、模範を示すことが求められます。最後に、経営幹部は変化を受け入れ、新しい学習と成長の機会を追求する柔軟性と開かれた心を持つことが重要です。

    これらの能力は、経営幹部が組織の成功と持続可能性を支える上で不可欠なものとなっています。

  • 後継者の選定は、パフォーマンス評価、ポテンシャル評価、および組織の将来のニーズと候補者の技能のマッチングに基づいて行われます。

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