Careers 採用情報
コンサルタント紹介
嶌田 陽介
(コンサルタント)
前職では、流通部門と人事部門に在籍。流通部門では、スーパーやコンビニの店長・SVとしての現場経験から、店舗の出店企画や商品企画などの企画経験まで幅広く
経験し、様々な人数規模でのマネジメントを行う。中でもSV就任期間中は、社員15名、スタッフ100名のマネージャーとして、ひとりひとりと真摯に向き合う対話力
を武器に、社員のスキルアップやES向上につなげた。人事部門では教育担当として、将来の経営者を育成するために、教育体系図を作成し、新入社員から部長級まで
様々な階層への研修を企画・運営。組織の成長につながるような人材育成を、お客様に寄り添いながら考えることをモットーとしている。
Q:人事から人材開発コンサルタントに転職した理由を教えてください。
A:私の場合、前職でも人事教育の仕事をしていたのですが、研修を運営する際に、人事側の意図と受講者のニーズにはギャップが生じることがありました。自分自身がコンサルタントとして、いろんな会社で直接的にそのギャップを解消していきたい、今度は自分が登壇してそこに貢献していこう、と思ったのが一番の動機です。
Q:同業他社が複数ある中でMSCを選んだのはどうしてですか?
A:コンサルタントを正社員で多数抱えている会社は結構少ないですよね。それから、MSCの大きな武器であるヒューマン・アセスメントですが、常に複数名で運営していくという部分に魅力を感じました。コンサルタント個人として高い能力を持つ人たちが、集団でクライアントにサービスを提供していくというところに、すごく惹かれました。
Q:実際に入社してみて、ギャップはありませんでしたか?
A:創業者のひとりである梅島が「MSCというのは、牧場のように大きな柵はあるけれど、その中でそれぞれが自立的・自律的に働く会社である」と語っていたのですが、思っていた以上に、もっと自由だったなと思いました。本当に牧場に放たれたかのような感じがします。
Q:入社して1年目の仕事の状況について教えてください。
A:12月に入社して、翌年度からコースに出たのですが、その年の顧客先での稼働は80日ぐらいでした。正直、一番苦しかったのは、自分がコースを担当し始めてちょうど半年経った頃ですね。その頃、ヒューマン・アセスメントだけでなく、トレーニングも徐々に依頼を受けるようになりました。そうすると、コース運営の準備である「前工程」と、ヒューマン・アセスメントのレポート作成という「後工程」のタイミングが重なり出したんです。でも、その感覚がよくわからないまま突入してしまい、慣れない中、大量の作業と納期に追われて気がつくとパンク寸前でした(笑)。
未体験の事柄だったので、重なると余計どうしたらいいのかよくわからず、結構きつかったですね。
Q:休みの日はどのように過ごしていましたか?
A:子供が3人いるんですが、休日は子供たちとゆっくり過ごすのが幸せだと感じるようになりました。この仕事は出張が多く、私の場合は平均すると1週間に3日ぐらい宿泊の日があります。家族と毎日一緒にいられるわけではないので、より一層家族との時間を大事にするようになったと思います。休日には子供がしたいことを叶えてあげています。
Q:1年目の仕事で一番嬉しかったことは何ですか?
A:問題解決のトレーニングを実施した際、受講者の方から「今日の研修みたいに考えたら、もっと良い仕事ができるようになると思いました」という言葉をいただいたんです。実はこの時、準備が大変だったんですよ。どう伝えたらわかってもらえるか、興味を持ってもらうだけでなく、どうやったら職場で活かせるだろうかというのを、自分なりに工夫しながら実施したんです。それが受講者に伝わったのを実感しました。すごく嬉しかったですね。
Q:入社1年目はどんなことに苦労しましたか?
A:ヒューマン・アセスメントもトレーニングもそうですが、言葉にするのが仕事なので、そこは本当に苦労しました。普段いかに明確な言葉にせず、「何となく」でやってきたかがよくわかりました。ですので、辞書を購入して、様々な表現を調べるようにしています。人の特性や能力を表現する言葉に触れる、適切な言葉を使うということにはかなり苦しみました。
ヒューマン・アセスメントでは、社内に蓄積されている資料をたくさん読みました。先達の文章を参考にしながら、学習を継続中です。
Q:言葉で苦労したのは、トレーニングもヒューマン・アセスメントも同じですか?
A:そうですね。ヒューマン・アセスメントでは、言葉を文字に起こすことのほうが多いかと思いますが、トレーニングではその場で、ダイレクトに言葉を伝えるんですね。しかも、自分の目線ではなく相手の立場に立って、この言葉はどう捉えられるか、相手にとって本当にこの言葉が適切なのか、一番わかりやすいのかまで考えないといけないので、その辺りは苦労しました。今でも、受講者の反応を見て、「もっとこういうふうに言ったほうがいいかな」と工夫することはあります。日々、研鑽です。
Q:前職で研修担当だった経験は活かせていますか?
A:研修の構成を考えるうえで経験は活かせています。例えば、「この辺りは眠くなる時間だからワークを入れたほうがいい」など、受講者の集中力がどれぐらい続くのかを考慮してタイムスケジュールを組むようにしています。あとは、クライアントとお話をする際、自分自身がそちら側の立場だったので、先方の考えていらっしゃることはよくわかります。前職の仕事は、クライアントとの関係性作りにもすごく活きていると思います。
Q:こんなコンサルタントになりたいなど、これからのキャリアについて教えてください。
A:明確な人物像ではありませんが、夢としては「クライアントの人事の方と一緒に組織を作っていく」ということをやりたいです。ある会社の全ての階層で自分がトレーニングやアセスメントを行うなど、一つの会社に対してじっくりと向き合って対応していきたいです。最終的には自分が関与せずともクライアント企業だけで自走できる状態を目指したいですね。
Q:最後に、これから仲間になる人に向けて、メッセージをお願いします。
A:研修の登壇経験などではなく、これまでのお仕事の経験をどう活かすかが大切になってきます。ですので、本当に未経験の方でも気軽に門を叩いていただける会社だと思います。あとは自己成長への意欲が大切ですね。自分がどうなりたいかは自分で決められるし、そのための環境も、人材も揃っています。向上心を持った人であれば安心して入社していただける会社だと思います。一緒に働く仲間がたくさん増えるのを楽しみにしています。